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きまぐれ日記

きまぐれ日記

長男出産

1998年11月28日(木)
予定日から10日過ぎたため、誘発分娩のため入院
9:00 長女を保育園に送ってから、だんなに付き添ってもらい
入院。
     看護婦さんに病院の中を案内してもらった後、出産に備
     えて剃毛してもらい、シャワーを浴びて、浣腸して便を
     出した。
10:00内診。子宮口は全く開いていないということで、子宮口
     を開くものを子宮口の部分に入れてもらう。「経産婦さ
     んにはめったに入れないんだけどねえ。」と先生に言わ
     れたが、長女を産むとき、子宮口がなかなか開かず苦労
     したので、人工的に開けてもらえば楽だなあと思ったん
     だけど、これがまたすごく痛い。「痛い痛い!」とワー
     ワー言いながら入れてもらった。だんだん子宮口のとこ
     ろが水分をすってふくらむことによって子宮口が広がる
     らしいがまいった。
それからしばらくして、トイレなどに行ったりしていた
     ら、破水したようで、ベットの足の方を少し高くして、
     お水(羊水)がなるべく漏れないようにずっと寝ころん
     でいることになった。のんびり気長に陣痛が来るまでだ
     んなとおしゃべりしたり、パズルやったりしてようと思
     っていたのだが、寝たきりなので少し不便だなあと思う。
     先生も、強は子宮口を広げるだけで、陣痛を促す薬はや
     らないで様子を見ようと言っていたので、刺激されて自
     然に陣痛がくるといいなあと思っていたが、先に破水し
     てしまったのでした。でも、破水するとまもなく陣痛が
     来るらしいので、陣痛が来て今日中にお産になるといい
     なあと思っていたら、しばらく経って予想通り陣痛が始
     まる。
12:00初めのうちは5分おきぐらいに20秒くらいの痛みでし
     た。経産婦は規則的な陣痛が始まってから5~6時間で
     分娩台に上り、それから1~2時間で生まれるらしいの
     で、遅くても8時間後の午後7時か8時には生まれてほ
     しいなあと考えていました。まだまだ当分生まれそうに
     ないので、だんなには昼ご飯を食べに行ってからまた来
     てもらうことにする。
子宮口を広げるものを入れているせいか、下腹部が特に
     痛く感じる。
13:00だんなが昼食から戻り、また付き添ってくれる。
     痛みはまだそれほどひどくなかったが、痛みの度に大き
     く深呼吸をしていたら、酸素の吸い過ぎで手足がしびれ
     てきて、もっと普通に呼吸しようと看護婦さんに言われ
     てしまう。深呼吸の方が痛みがやわらぐような気がする
     けど、しかたがない。なるべく普通の呼吸をして頑張っ
     て「そうそう上手上手」と励まされていた。
16:30午後3時頃には子宮口も開くだろうから入れてあるもの
     を抜くと先生が言っていたが、実際には4時半頃抜きに
     来る。抜くときもまた痛くて、抜いたあとも、先生が赤
     ちゃんの頭の位置を見たりしてずっと内診していたの 
     で、痛くてギャーギャー言ってしまう。
この頃には1~2分おきに30秒くらいの陣痛が来てい
     たが、まだいきみたい感じではなかった。
でも、赤ちゃんの頭の向きはまだお産になる向きじゃな
     いけど、子宮口は大分開いたので、いきみたい感じにな
     ればもうお産になるよと先生が言ったので、すごくうれ
     しかった。「え?!もう?!」という感じでした。長女
     の時はいきみたくていきみたくてしょうがなかったの 
     に、子宮口が開かなくてずっとがまんしているのがとて
     もつらかったから…
それからすぐ、先生が「もう分娩台に行こう」 と言っ
     てくれて、陣痛の合間に移動することに。
     移動の前に導尿して、お腹の尿を全部出してもらう。
     喜びながら分娩室に移動して、陣痛が去るのを待って分
     娩台に乗る。
そして、陣痛を促進する点滴をうってもらう。
     それからすぐいきみたくなったが、先生が「赤ちゃんの
     向きがまだだから、いきみはできるだけ我慢させるよう
     に」と言っていて、ここからがつらいなあ。でも、もう
     分娩台に乗っているんだからそんなに長い間我慢しなく
     ていいだろう等と考えながら、一生懸命息をしていきみ
     をのがす。でも、また息を吸いすぎて手足がしびれてし
     まい、「もっと普通に息をして!」と言われたり、もう
     いきみたくてたまらなくて「もうダメですー!」と言っ
     たら、「もうダメなんて赤ちゃんはどうするの!」と看
     護婦さんに怒られたりしてました。が、間もなく、先生
     が「それじゃあ、いきみ方を教えるからね」と陣痛の合
     間に言ったので、やったー!ついにいきめる!とうれし
     くなった。それには実は先生のすごい手助けがあって、
     先生が上手に赤ちゃんの向きをお産ができるように動か
     してくれたみたいです。
いきみを我慢しているときは、先生にも「夢中になっち
     ゃう○○さんと、それを冷静に見る○○さんと2人いな
     くちゃだめだよ」とか「我慢できないときは私を見なさ
     い」とか励まされていた。
そして、ついにいきむ時がきた!
     痛みにあわせて「うーん」といきんで「上手、上手」「で
     きるだけ長くいきんで」等と言われながら一生懸命いき
     む。長女の時よりなかなか赤ちゃん出てこないなあ。長
     くかかるのかなあ?と思っていたが、頭がもう見えてき
     てるんじゃないかなあと思ったら、婦長さんに「もう頭
     がはさまっているのがわかるでしょ」「がんばって」と
     言われ、やったー!あと一踏ん張りだ。と思って「うー
     ん」フー「う~ん」フー「う~~~~ん」と長くいきん
     だら、スルッ(ヌルッ)という感じがして、出たかな?
     と思ったら「生まれましたよ」「男の子ですよ」と言わ
     れて、もうひたすら「ありがとうございます」「ありが
     とうございます」と言うばかり…うれしさと感謝の入り
     交じった心境でした。男の子っていうのもうれしかった。
婦長さんが赤ちゃんをきれいに洗っておっぱいを吸わせ
     に来てくれました。左手に抱かせてくれて、左のおっぱ
     いを吸わせてくれて、またまた幸せな気分でした。
     その間にも、後産という胎盤を出すようにお腹を押した
     り、切開の後を縫ってもらったりしていました。長女の
     時はお産のいきみを我慢するのがめちゃめちゃつらかっ
     たので、縫うのなんか全然平気というか、もう何も考え
     られないで放心状態だったけど、今回はお産が楽だった
     分、縫うのも痛く感じて長く感じました。先生に「そん
     なに痛くないでしょ。前のお産の時にもお医者さんに○
     ○さんは痛みに弱いねって言われたでしょ」と言われた
     りしていました。
縫うのが終わると、担架に乗って病室に運ばれました。
     廊下ではだんなが待っていて「ご苦労さん!」って声を
     かけてくれた。うれしかった。
病室のベットに移されてから数時間は仰向けのまま安静
     にしていなくちゃいけなくて、お腹は冷やされているの
     で下半身がすごく寒くて、後陣痛(後腹)のためお腹は
     痛いしつらかった。
寝たきりなので、晩ご飯はだんながお箸で食べさせてく
     れたけど、食欲がなくて少ししか食べられなかった。
でも、だんなが付き添ってくれているときに赤ちゃんを
     産むことができて本当によかった。

1996年11月28日 午後5時13分 2800グラム


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